最近では、腋臭(ワキガ)は大人だけの問題ではありません。早ければ子どもでも腋臭(ワキガ)を発症することがあります。

今回は、このような子どもの腋臭(ワキガ)の理由やその対策方法についてお話します。

子供でも腋臭になるの?子供からワキガ臭がしたら確認しておきたい事

腋臭(ワキガ)になる原因は、脇の下のアポクリン汗腺の数によって決定します。アポクリン汗腺は、腋臭(ワキガ)の臭いのもととなる成分の汗を発生させる汗腺なので、生まれつきこの汗腺が発達している人は腋臭(ワキガ)になります。

つまり、子どもでも腋臭(ワキガ)体質になります。

もちろん、腋臭(ワキガ)体質だからといって必ずしも子どもの時代から腋臭(ワキガ)が発生するわけではありませんが、腋臭(ワキガ)体質が判明したら、早めに腋臭(ワキガ)対策を始めれば、最小限に抑えることができます。腋臭(ワキガ)体質かどうかを判断するには、以前にご紹介しました方法があります。

大人と同じ方法で確認できますので、是非ご参照下さい。

(参照:腋臭(ワキガ)を判断・チェックする5つの方法【脇汗のニオイが気になったら確認してみましょう】

子供が腋臭になってしまう原因とは

子どもの脇の臭いがきになるのにはいくつかの理由があります。ひとつは、子どもは体温が高くてもともと汗をかきやすいことがあります。

普段からよく汗をかく子は、特に脇にも汗をかくようになります。汗をよくかくこと自体は、それほど心配はいらないので、衣類や寝具を頻繁に交換して対策しましょう。

子どもの汗は、大抵は臭いも少なく、良い汗であることが多いので、このタイプの汗で汗かきであっても腋臭(ワキガ)体質であることは少ないです。

心配なのは、腋臭(ワキガ)タイプの汗です。子どもが腋臭(ワキガ)になるのには、多くは遺伝が原因です。

ご両親の両方、あるいはどちらかが腋臭(ワキガ)体質であれば、その子どもも腋臭(ワキガ)になることが多いです。

しかし、反対に遺伝で必ずしも腋臭(ワキガ)体質になるとも限りませんし、腋臭(ワキガ)体質であっても子どものころから発症するとも限りません。

また、先にご紹介しました方法で腋臭(ワキガ)の可能性があったとしても、それほど心配はいりません。早い段階であれば、簡単に腋臭(ワキガ)に対策していくことは可能です。

ワキガは思春期ごろから発症することもある

子どもの腋臭(ワキガ)が酷くなるのは、主に成長ホルモンが活発になる思春期ごろが多いです。

そのころになると、腋臭(ワキガ)の原因となるアポクリン汗腺の活動が活発になります。そして中学、高校などであると部活や運動をする機会も増え、汗をかく機会も増えます。

そして、思春期には皮脂の分泌も増えるので、腋臭(ワキガ)の元となるアポクリン汗腺からの汗と合成しやすくなります。ちょうど精神的にも多感な時期にはいるので、臭いにも敏感になります。

これまであまり気にしていなかった汗の臭いが、急に気になり始めます。過剰に自分の体臭が気になってしまうのも思春期の特徴です。

また周りの目も気になり始めるので、周りの人が腋臭(ワキガ)に気がついたらどうしようとか、汗が多いので恥ずかしいなどと脇汗や腋臭(ワキガ)に対する不安が高まります。

子供の腋臭の対策方法

もし子どもも腋臭(ワキガ)に気がついたら、次のような対策方法があります。

一つ目は、食事ケアです。

腋臭(ワキガ)の原因の多くは、食べ物の影響があります。脂肪の多い食事や甘いものは悪い汗の原因となります。

これらの食品には、タンパク質や皮質が多量に含まれています。体内で分解しきれなかった成分は汗に混じって排出されると粘着性のある汗になります。

良い汗をたくさんかけるようなビタミンやミネラルが豊富に含まれた野菜、果物などを豊富に摂るようにしましょう。そしてバランスの良い食事を普段から心がけましょう。

二つ目は、適度な運動です。最近は、子どもでも運動不足が目立ちます。不規則な生活やゲームなどを始めとする室内遊びが増えると、屋外へ出ない習慣が慢性化します。その結果、子どもの運動不足は大きな社会問題となっています。

このように子どものころかの運動不足の習慣ができると、汗をかきにくい体質となります。特に体の成長に大切な時期に十分な運動をしないと、十分な骨や筋肉の成長がなされないまま大人の体へと移行してしまいます。

三つ目は、清潔な衣類、寝具などを保つことです。

子どもにとって、最も気になるのが、菌の増殖です。菌の増殖は、汗の臭いだけではなく、皮膚の病気などに繋がることもあります。

そのため、常に衣類や寝具を清潔に保つことが重要です。そこで子どもの腋臭(ワキガ)を防ぐには、毎日必ず下着を交換し、できるだけ汗の吸水と撥水がよい素材の下着を選ぶことが大切です。

子どもは寝ている間にたくさんの汗をかきます。そのため、寝具の交換も大人以上に頻繁に行う必要があります。寝具の消臭、殺菌などもしっかりと行いましょう。

体を洗うのも、子どものころから脇もしっかりと洗う習慣を身につけましょう。そうすることで大人になってから脇を清潔に保つことが習慣化します。

四つ目は、子どもでも大人と同じようにデオドラントクリームなどの腋臭(ワキガ)対策商品を使うことができます。デオドラント商品は大人だけのものと思われているかもしれませんが、実はそんなことはありません。

これらの商品の中には、子どもでも使えるものもたくさんあります。ただ、商品によっては刺激が強い成分が含まれているものや、臭いがきつすぎるものがあります。

これらを使うと逆効果になることもあるので、商品選びが大切です。薬局などで販売されている商品は、安価で使いやすいですが、スプレータイプのものなどはあまり効果がないことが多いです。

また持続時間が短いので、すぐに効果がなくなってしまいます。そのため持続効果が長いものを使いましょう。朝や夜しっかりと対策して、1日中効果が持続するというようなタイプのものなら学校で塗り直す必要がありません。

五つ目は、どうしても腋臭(ワキガ)が酷く、いじめや精神的な悩みの原因となっている場合、医院での診療をお勧めします。

腋臭(ワキガ)のクリニック治療には、さまざまな方法があり、薬や外科治療などを選ぶこともできます。専門の医師とよく相談して、それぞれのお子様に最も合う方法を選択しましょう。

六つ目は、あまり気にしないことです。というのも、特に本人があまり気にしないように配慮することが大切です。

自分は腋臭(ワキガ)なんだと強く思い込むことが、逆にコンプレックスの原因になることがあります。

そして、自分に自信がなく学校生活や将来の社会生活に支障をきたすようになることもあります。自分が腋臭(ワキガ)があると強く自覚しすぎると、人付き合いに自信がなくなったり、人と接することを避けるようになります。

そのため、過度に腋臭(ワキガ)体質であることを植え付けないようにすることも大切です。

親としては子どもにしっかりと対策して、まわりに迷惑をかけないようにするのはもっともですが、本人にとってはそれがマイナスの影響を及ぼすこともあります。まずは、ゆったりと構えて、本人が気にしすぎないようにすることも重要です。

子供の腋臭が気になったらまとめ

このように子どもが腋臭(ワキガ)になる、いくつかの理由と対策方法がありました。

子どものうちに対策しておけば、大人になってからも腋臭(ワキガ)が酷くなりにくくなるので、早めに対策しておくのが大切です。