美香先生(笑顔)

腋臭(ワキガ)に悩む方の多くは、いくつかのデオドラント商品を試された経験があるはずです。しかし残念ながら、期待していた効果が得られず途中で止めてしまう方が多いのも事実。

そういった経験をしてしまうと、デオドラント商品は腋臭(ワキガ)には効果がない、効果が低いと思いこまれている方少なくありません。

今回は、これまで満足できるデオドラント商品に出会えなかった女性に向けて、腋臭(ワキガ)対策として市販のデオドラント商品で効果が得られない理由についてご説明します。

適した商品を正しく使えば市販のデオドラント商品でも十分腋臭(ワキガ)対策が可能ですので、効果がない理由とどのような商品を選べばよいのかぜひ、参考にしてみてくださいね。

腋臭(ワキガ)対策に必要なことはたったの2つ


腋臭(ワキガ)対策にとって大切なのは、「制汗」と「殺菌」です。

腋臭(ワキガ)が起こるメカニズムは、腋臭(ワキガ)の元となるアポクリン汗腺から出る汗が皮膚の常在菌と合成し、その時に臭いの元となる成分が発生するために腋臭(ワキガ)が起こります。これを防ぐには、汗を出にくくすることと、菌の増殖を抑制すること。

制汗と殺菌をするためにはいくつかの方法がありますが、最も代表的な方法は、市販のデオドラント商品を活用することです。

これらをしっかりと活用すれば、軽度から中程度の腋臭(ワキガ)は十分に抑えられるはずなのです。

腋臭(ワキガ)体質は生まれつきのアポクリン汗腺の量によって決定していますので、腋臭(ワキガ)体質でなくなることはありませんが、軽度から中程度の腋臭(ワキガ)の方は、それほど腋臭(ワキガ)が酷くないので適したデオドラント商品さえ使えば、すぐに汗が出にくい体質や菌が繁殖しにくい環境をつくることは可能です。

しかし、間違えた商品を使ったり、間違えた使用方法をすることで腋臭(ワキガ)が治まらないだけなので、どのような商品を選ぶかは慎重に見極めないといけませんよ。

多くの場合、次のような理由によって腋臭(ワキガ)対策の効果が得られなくなっていることが考えられます。

腋臭(ワキガ)対策で市販のデオドラント商品が効果が出ない理由

市販のデオドラント商品で効果が出ないのには次のような理由があります。

  • 汗が酷くて成分が流れ落ちてしまっている
  • 殺菌成分が配合されていない(もしくは効果が弱い)
  • 有効成分が含まれていない(もしくは効果が弱い)
  • 腋臭の症状が強すぎる

デオドラント商品で効果が出ない理由1:汗が酷くて成分が流れ落ちてしまっている

デオドラント商品を使って効果を感じられない最も多い理由としては、汗によりデオドラント商品の成分が流れ落ちてしまっていることです。

腋臭(ワキガ)で悩んでいる方のほとんどは、多汗症の症状が見られます。多汗症により汗の量が増えると、せっかく腋臭(ワキガ)に有効な成分が含まれているデオドラント商品を使っても、効果が働く前に汗と一緒に流れ落ちてしまいます。

そのため、まずは汗を拭きとってからデオドラント商品をつけることが大切。

デオドラント商品をつける前に汗ふきパットや汗ふきシートでしっかり汗をぬぐい取り、脇の下を清潔な状態にしてからデオドラント商品を使うようにしましょう。

また、制汗作用の強いデオドラント商品を選ぶことも大切。制汗作用が最も高い成分は「塩化アルミニウム」という成分です。

塩化アルミニウムは、汗の出る汗腺を変性させて汗を抑える働きがあります。汗腺内の水分と反応して水酸化アルミニウムという物質を生成し、皮膚のケラチンと反応して角栓となり、これが汗腺を塞いで汗が出るのを堰き止めます。

塩化アルミニウムが配合されたデオドラント商品なら腋臭(ワキガ)の元となるアポクリン汗腺の汗も抑えることができます。まずは成分表示で塩化アルミニウムの存在を確認しましょう。

デオドラント商品で効果が出ない理由2;殺菌成分が配合されていない(もしくは効果が弱い)

デオドラント商品を使っているのに効果を感じられない二つ目の理由は、殺菌成分が配合されていないものを使っているため。

何度もお伝えしますが、腋臭(ワキガ)対策するのに大切なのは、制汗と殺菌です。殺菌効果がないデオドラント商品は残念ながら、腋臭(ワキガ)対策としては効果が半減しますので注意しましょう。

発汗を防ぐとともに菌の増殖を防ぐのも同じぐらい大切なので、殺菌成分の強い商品を選ぶことも必要不可欠。

先回ご紹介したように、殺菌作用が高い成分として「塩化ベンザルコニウム」「イソプロピルメチルフェノール」があります。

汗が皮膚の常在菌と合成して臭いの成分を合成させるのを防ぐには、これらの成分の入ったデオドラント商品がお勧めです。

他の成分もいくつかご紹介しましたが、植物由来や天然成分由来の成分はやや殺菌効果は劣ります。しかし肌に優しく肌の弱い方でもつけることができるのがメリットです。

デオドラント商品で効果が出ない理由3:有効成分が含まれていない(もしくは効果が弱い)

腋臭(ワキガ)対策商品のようなデオドラント商品は、厚生労働省の医薬部外品として認可されている成分や分量があります。正式には、この基準を満たしたものが医薬部外品としての販売が認められています。

これも購入時に確認する必要があります。安全な成分が適正な量で含まれている商品を選ぶことも大切です。まずは成分表示に医薬部外品であることを確認し、内容成分や分量を確認しましょう。

しかし医薬部外品として認可された商品と言っても、すべてが安全で効果が高いとは限りません。そして成分によって腋臭(ワキガ)対策としての効果の強さが変わってきます。

そのため、どのような成分がどの程度(量や濃度など)配合されているかをしっかりと確認しておきましょう。

また商品によっては全てを表示していないものもあるので、できるだけ商品表示が細かく表示されている商品がより安心できる商品と言えます。

デオドラント商品で効果が出ない理由4:腋臭の症状が強すぎる

そしてもう一つのデオドラント商品の効果が感じられない理由としては、腋臭(ワキガ)の程度が酷い場合があります。

腋臭(ワキガ)の程度にもいろいろありますので、以前ご紹介した腋臭(ワキガ)体質チェックリストをご参照下さい。そして比較的程度の弱い軽度から中程度であれば、デオドラント商品で十分に対策できます。

しかしわきがの程度が酷くなると市販のデオドラントを単独で使うだけでは効果が十分でないことがあります。

その場合、医療機関での治療を検討するのも一つの方法となります。

最近では、脇汗を止めるボトックス注射や、ワキガの外科手術などを行っている病院も増えているため、自宅でのケアで満足できない場合は、専門医を受診してみることも必要となります。

デオドラント商品で腋臭(ワキガ)対策する場合は成分をしっかりと確認することが大事

美香先生(こちら)

今回見てきた通り、腋臭(ワキガ)対策で大切なのは、自分の体質や腋臭(ワキガ)の程度に合った商品や方法を選ぶことです。

そのためには、まずは自分の腋臭(ワキガ)や体質を確かめることです。以前にご紹介しました腋臭(ワキガ)チェックリストなどを参考に、自分の腋臭(ワキガ)体質の有無や程度を確認しましょう。

参考:ワキガ体質かどうかを確認するための5つの方法について読む

もし程度が軽度から中程度であれば、デオドラント商品で十分対策が可能です。

それでも効果が出ないという場合は、今回ご紹介しましたいくつかの理由の中にヒントがあるかもしれません。是非参考にしてみてくださいね。